参考図書『論語』宇野哲人全訳注 講談社学術文庫
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読み方「しろ いわく、『し さんぐんを やらば すなわち たれと ともに する。』 し いわく、『ぼうこひょうが、しして くいなき ものは、われ ともに せざるなり。かならずや ことに のぞんで おそれ、はかりごとを このんで なさん ものなり』。」 (意味)子路は自分が勇気ある者なので、「先生が大国の軍隊を指揮して戦争をするならば、だれと一緒にしますか」と、きっと自分を指名されると思って尋ねたら、孔子は「武器なしで虎と戦ったり、船なしで大河を渡るような無謀なことをして死んでも後悔しないような者とは一緒にやらない。必ず事に当たって懼れ、謀を好んで成す者でなければならない」と言った。 読み方「とみに して もとむべくば、しつべんの しと いえども われ また これを なさん。もし もとむべからずば、わが このむ ところに したがわん。」 (意味)富が求めて手に入るものならば、王公の出入り時にムチをとって人を避けさせるような卑しい役の人にでもなって富を求めるが、もし富を得るのは天命によるもので人力では求められないものなら、自分が好む道に安んじているばかりである。 読み方「しの つつしむ ところは さい ・ せん ・ しつ。」 (意味)孔子が特に慎むものは、神を祭ること、戦争をすること、病気に対することである。 読み方「し せいに ありて しょうを きく。さんげつ にくの あじわいを しらず。いわく、『はからざりき、がくを なすの ここに いたらんとは。』」 (意味)孔子が斉の国にいたとき、舜の作った韶という音楽を聞いた。三月の間も肉の味もわからないほど聞き入った。『思いがけないことだった。舜の音楽が善や美を尽くしていようとは』と言った。 読み方「そしを くらい、みずを のみ、ひじを まげて これを まくらと す。たのしみ また そのうちに あり、ふぎに して とみ かつ とうときは、われに おいて ふうんの ごとし。」 (意味)粗末な飯を食い、お茶でなく水を飲み、ひじを曲げて枕とするような貧乏生活をしていても、楽しみはその中にある。義の結果ではない富と名誉は、浮雲のような不確かなものだ。 読み方「われに すうねんを かして、もって えきを まなぶ ことを おえしめば、もって たいか なかるべし。」 (意味)天が私に数年の命を与えて、易を学ぶことを終えさせれば、大きな過ちをしないようになるだろう。 読み方 しょうこう こうしを しろに とう。しろ こたえず。し いわく、「なんぢ なんぞ いわざる、『その ひととなりや、いきどおりを はっして しょくを わすれ、たのしみて もって うれいを わする。おいの まさに いたらんと するを しらず、しか いう。』と。」 (意味)葉公が孔子がどんな人物かを子路に質問したとき、子路はこたえなかった。孔子が言うには「あなたはどうしてこういわなかったのか。『その人物像は、道理がわからないと憤って食事をすることも忘れて研究に没頭し、道理がわかると楽しんで憂いのあることも忘れてしまいます。一心に学問を研究して、年をとるのも知らない、そういう人物に過ぎません』と。」 読み方「われは うまれながらにして これを しる ものに あらず。いにしえを このみて びんに して もって これを もとむる ものなり。」 (意味)私は生まれながらにして道理を知っている者ではない。古人の教えを好み、休みなく急いで道理を求める者である。 読み方「し かい・りょく・らん・しんを かたらず。」 (意味)孔子は、奇怪なこと、勇力のこと、逆乱のこと、鬼神のことは、人と語らなかった。 読み方「さんにん おこなえば かならず わが し あり。その ぜんなる ものを えらんで これに したがい、その ふぜんなる ものは これを あらたむ。」 (意味)自分も含む3人で一緒に事を行えば、必ず他の2人は我が師である。1人の者が善ならばこれを択んで従い、1人が悪ならば自分の中にあるこれと同じ悪い点を改めるようにするのだ。 |